ケアンズでは広大な大地を眺めながらの空中散歩、熱気球が人気です。気球は、早朝の静けさの中、バーナーの「ゴーッ」という音とともに静かに浮き上がります。
テイクオフの瞬間は、これから始まる素晴らしい体験に胸がワクワクし、だれもがその瞬間を少しの緊張と笑顔で迎えます。上空高く浮き上がると、そこには広大な大陸のパノラマビューが見渡せます。地上を見下ろすと、90%以上の確率でカンガルーの姿を見ることができます。さらに、天気が良ければ世界遺産のグレート・バリア・リーフまでも見渡すことが出来ます。素晴らしい空中散歩の締めくくりは全員で行う気球の片づけです。一緒にフライトを楽しんだ仲間たちと、大きな気球を力を合わせて折りたたむ作業も、楽しい貴重な体験です。
★ オーストラリアの熱気球の安全性について
オーストラリアの熱気球はオーストラリア航空管理局CASA(日本の国土交通省に相当)に登録し、その厳しい基準に従って運営されています。熱気球のパイロットおよび地上スタッフはカンタス航空やジェットスター航空などの航空会社同様、国が発行する資格が必要です。
さらにCASAによる年数回の視察や、航空法に基づき、カンタス航空やジェットスター航空が行うものと同様の点検修理が、資格保持者により100時間も行われるため、オーストラリアの気球は世界で一番厳しいといってもよい基準下で飛行しています。パイロットに対しても2年に一度の技術チェックや毎年の健康診断、CASAによる不定期のアルコールや薬物検査が実施されています。
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