盛んな国際交流

同世代の学生と触れ合ったり、ホームステイで生活習慣などを体感したり、異文化交流にはさまざまなスタイルがある。親日派の多いオーストラリアは、日本からの学生を受け入れる態勢が整っており、学生交流も盛んに行われている。オーストラリアのフレンドリーな国民性も、滞在中の交流を盛り上げてくれる。

先住民アボリジニの歴史は、約6万年前にもさかのぼるともいわれている。遥か昔から独自の文化を育んできたアボリジニは、自然の中で生きる知恵や世界観を受け継いできた。彼らが自然環境と調和しながら生活してきた技術や文化は、現代社会にも多くの示唆を与えてくれる。
彼らが伝承してきた文化や知恵は、体験することも可能。自分で作成したブーメランを飛ばすコンテスト、歌や踊りの見学、木管楽器ディジュリドゥの演奏、森の中から食べ物を探すブッシュタッカー体験など、多彩なプログラムがある。


現地の学校を訪問して、同世代の学生と勉強やスポーツ交流をすることが可能。オーストラリアは日本語教育が盛ん。たとえ英語が流暢に話せなくても、日本語を交えてのコミュニケーションが図れることがあるかも。


現地の文化や生活を肌で知るために、オーストラリアの学生を交えて行うグループ学習もお勧め。ありのままのオーストラリアを知り、相互理解を深めるために、現地の人と一緒にさまざまなテーマで語り合う。「平等について」「自然の守り方」「日頃の学校生活について」など、お互いの価値観を確かめ合うチャン ス。
バード・ウォッチングや餌付け、ドルフィン・ウォッチングなど、オーストラリアの大自然を舞台にした実地体験もお勧め。


日本と関係の深い企業や、オーストラリア独自の産業施設を見学する。２国間の経済や産業が学べるだけでなく、日本との比較や両国の交流を知ることができる。卸売市場やマーケットでは、オーストラリアの人々の生活を垣間見るチャンスにもなる。
アジアおよび太平洋地域の一員である日本とオーストラリアへの関心が深まるとともに、国際人として意識を高めるきっかけ作りにしたい。