基本情報(オーストラリア政府観光局)

各州と主要都市

オーストラリアには首都特別地域(ACT)のほか、6州と北部準州(ノーザン・テリトリー)がある。日本の約21倍もの面積を持つ大陸らしく、それぞれの州は気候や自然景観、街の雰囲気などが異なり、個性豊かな表情を見せる。各州の州都は、内陸部ではなく海岸線近くに位置している。

各州と主要都市

クイーンズランド州
別名サンシャイン・ステートとも呼ばれるクイーンズランド州。オーストラリアの北東部を占め、2番目に大きな州である。州内を南回帰線が走り、温帯から熱帯性気候までをカバーしている。北部の熱帯雨林や、東海岸沿いに約2300kmにわたって広がるグレート・バリア・リーフなど、国際的にも有名な観光資源が豊富にそろう。
ほかの州と比べ、クイーンズランド州は地方への分散化が進んでおり、州都ブリスベンへの人口集中は比較的少ない。面積は約173万648㎢で日本の約5倍。人口はおよそ418万人。
クイーンズランドの由来は、ニュー・サウス・ウェールズから分離した1859年当時、クイーン・ビクトリアが統治君主であったことから名付けられた。主要都市は、ケアンズ、ブリスベン、ゴールド・コーストなど。

ケアンズ - Cairns
ケアンズ
1867年、ゴールドラッシュに沸く金鉱の港町が出発点。世界遺産グレート・バリア・リーフに点在するリゾート島への玄関口であり、日本人観光客も多く訪れている。観光ポイントのほとんどは徒歩圏内というコンパクトな街で、熱帯雨林を背後に抱える自然も魅力。人口はおよそ15万8000人。
ブリスベン - Brisbane
サンシャイン・キャピタルの愛称を持つクイーンズランド州の州都で、オーストラリア第3の街。1988年に開催された万博を機に急速な発展を遂げた。
政治や経済、ビジネスの中心都市らしく、主要行政機関のほか、高層ビルが立ち並ぶ。その一方で、緑の多い街路や公園、市の中心部を流れるブリスベン川など、落ち着いた雰囲気も併せ持つ。開拓時代の面影を残す、19世紀の歴史的建造物も点在する。人口はおよそ186万人。

ゴールド・コースト - Gold Coast
ゴールド・コースト
州都ブリスベンの南約80kmにあり、車でおよそ1時間の距離。地名のとおり、南北に42kmにも及ぶ砂浜の海岸線が延々と続く。国際的なホテルやホリデー・アパートメントなどが林立する観光地。年間晴天率が300日以上と天候に恵まれ、オーストラリアを代表する国際級リゾートとして、世界中から観光客を受け入れている。周辺にはテーマパークが点在し、渓谷や熱帯雨林などの観光素材も多い。人口はおよそ49万8000人。

ニュー・サウス・ウェールズ州
オーストラリアの南東部にあり、東は南太平洋とタスマン海に面している。面積は約80万642㎢、人口はおよそ689万人。オーストラリアの総人口の約3分の1が同州で生活しており、シドニーを軸に、農業や鉱業、製造業、サービス業など、多彩なビジネスが展開されている経済の中心エリア。
冬には大陸最高峰のコジアスコ山に雪が降る一方で、北部の亜熱帯や最西部の乾燥地帯も抱えるバラエティ豊かな気候を有する。
ニュー・サウス・ウェールズの由来は、キャプテン・クックが1770年に大陸上陸の後、東海岸全体に付けた名前から。州都はシドニー。

シドニー - Sydney
シドニー
南半球最大の国際都市で、ニュー・サウス・ウェールズ州の州都。2000年に開催されたオリンピックにより、ますます知名度がアップした。約200年前にイギリスからの移民団が始めて入植した歴史を持つザ・ロックス、再開発地域のダーリング・ハーバー、世界3大美港に上げられるシドニー湾、オーストラリアのランドマーク的存在のオペラハウスなど、観光地としての見どころも多い。人口はおよそ434万人。

ビクトリア州
オーストラリアの東南部にあり、国土全体に占める割合は3%ほど。しかし、人口は2番目に多く、人口密度が1番高い。面積は約22万7416㎢、人口はおよそ521万人。
州全体が温帯性気候の範囲に収まり、四季折々の季節感も味わえる。小さなペンギンを数多く見ることができるリトル・ペンギン・ウォッチングで有名なフィリップ島、ワインの産地ヤラ・バレー、絶景の観光地であるグレート・オーシャン・ロードなど、オーストラリアの魅力が凝縮されている。
ビクトリアの州名は、ニュー・サウス・ウェールズから分離した当時、ビクトリア女王が統治君主であったことから付けられた。州都はメルボルン。

メルボルン - Melbourne
ビクトリア州
オーストラリア第2の都市で、ビクトリア州の州都。金融の中心地であると同時に、ファッションの流行発信地にもなっている。1850年に起きたゴールドラッシュを経て、工業都市として発展した。メルボルンの名前は、1837年当時の英国首相、メルバーンからつけられた。
スポーツやイベントも多く行われ、1956年には南半球で最初のオリンピックが開催された。現在では、テニス4大トーナメントの全豪オープン、F1グランプリ、国内最大の競馬メルボルン・カップなど、世界的なイベントが開催されている。人口はおよそ381万人。

タスマニア州
タスマニア州
バス海峡を挟んで、オーストラリア大陸の南に位置。国内で最も小さな州で、面積は北海道とほぼ同じ大きさで、約6万8401㎢。人口はおよそ49万人。
陸地の大部分が山岳地帯。風光明媚な景観とオーストラリア大陸とは違った生態系の動植物などが、観光資源となっている。空気と水が澄んでおり、環境汚染の少ない地域であることから、豊富な農作物や食材がそろう。
タスマニアの名称は、この島を発見したオランダ人航海士、エイベル・ジャンスン・タスマンに由来。州都はホバート。
ホバート - Hobart
タスマニア島の南東部、ダーウェント川の河口に開けたタスマニアの州都。オーストラリアで2番目に古い歴史があり、植民地時代の風情を感じることができる。人口はおよそ21万人。 捕鯨が盛んだった頃の名残は、砂岩造りの倉庫群サラマンカ・プレイスで。現在はギャラリーやレストランが入ったおしゃれなスポットになっている。毎週土曜に開かれるサラマンカ・マーケットは、たくさんの人々で賑わいを見せる。

南オーストラリア州
オーストラリアの中央南部にあり、面積は日本の約3倍に当たる約98万3482㎢、人口はおよそ158万人。国内最大最長のマレー・リバー、野生動物の宝庫カンガルー島、ワインの産地バロッサ・バレーなど、観光素材も多い。フェスティバル・ステートの愛称どおり、アデレード芸術祭をはじめ、年間200以上のフェスティバルが開催されている。
イギリスの植民地としてスタートした他の州とは違い、流刑者ではなく自由移民が新天地を求めて開拓した歴史を持つ。州都はアデレード。

アデレード - Adelaide
南オーストラリア州
オーストラリア第5の都市で、南オーストラリア州の州都。市内には、石造りのクラシックな歴史的建造物が点在している。アデレードは計画都市として建設され、1840年には国内で初めての自治体となった。人口は約116万人で、州の約7割が集中する。
市の中心にトレンズ川が流れ、北はノース・アデレード、南はシティと呼ばれている。アデレードの名前の由来は、街が建設された1830年代当時、イギリスを統治していた国王ウイリアム4世の妻、アデレード王妃から名付けられた。

西オーストラリア州
西オーストラリア州
オーストラリアの西部にあり、大陸の3分の1を占める国内最大の州。面積は約252万9875㎢。ヨーロッパとほぼ同じ大きさで、日本の約7倍。人口約211万人のうち、約3分の2がパースに集中している。北岸はティモール海、西岸はインド洋、南岸は遥か南極に臨む。州のほぼ中央を南回帰線が走っている。
乾燥した内陸部では珍しい地層や化石などが発見され、地球の歴史を知るうえで貴重な場所になっている。自然が作り出した造形美、海に面したリゾート地、 珍しい動植物、シーズンになると咲き乱れるワイルドフラワーなど、観光素材も多い。州都はパース。
パース - Perth
西オーストラリアの州都で、1829年にイギリスが入植したことから都市の歴史が始まった。人口はおよそ156万人。
スワン川に面して開けたパースには、高層ビルに交じって開拓時代の歴史的建造物が点在している。自然も多く取り入れられ、街中に広がる緑豊かな公園が明るい雰囲気をかもし出す。
近郊には、コロニアル調のかわいい建物が立ち並ぶ港町フリーマントルがあり、観光客の人気を集めている。100年以上も続く週末だけオープンのマーケットは特に有名。

ノーザン・テリトリー

ダーウィン
オーストラリアの中央北部にあり、面積はフランスの約2.5倍に当たる約134万9129㎢、国土の約6分の1を占める。人口はおよそ21万人。1911年に連邦政府の直轄下に置かれるまで、行政は南オーストラリア州が統括していた。
州の北部地域はトップ・エンド、州の南部に当たる大陸の内陸部はレッド・センターと呼ばれる。ダイナミックな自然が特徴で、オーストラリアを象徴するウルル(エアーズ・ロック)とカカドゥ国立公園は、世界遺産に登録されている。
先住民アボリジニの居住区が多く、アボリジニ全人口の約4分の1がノーザン・テリトリーで生活している。州都はダーウィン。
ダーウィン - Darwin
ノーザン・テリトリーの州都で、最北部に位置する港町。立地からインドネシアやパプア・ニューギニアなど、アジア方面とのつながりが深い。人口はおよそ12万人。リッチフィールド国立公園やカカドゥ国立公園への観光の基点となっている。
ダーウィンの名称は、1839年にビーグル号でオーストラリアの東南部を訪れた自然学者チャールズ・ダーウィンに起因する。

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