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留学生と遠隔地教育

留学生と遠隔地教育オーストラリアは勉強をしたいすべての学生に、学べる環境を提供している。特に、留学生への取り組みには高い実績を誇り、その数も年々増加傾向にある。多民族国家として蓄積してきた英語教育制度は、海外からの評価も高い。また、遠隔地に住んで学校に通えない生徒には、通信を活用した教育を実施している。

留学生の受け入れ

オーストラリアは英語圏でアメリカ、イギリスと並び人気のある留学先。多くの留学生を受け入れているオーストラリアでは、約190カ国から学生が訪れ、約45万5000人がオーストラリアの教育機関で学んだと推計されている。中国、インド、韓国、タイ、マレーシア、香港、日本、インドネシアなど、特にアジア系の学生が目立つ。近年では中東や南米、アフリカからの留学生も増加。
総合大学をはじめ、TAFE、民間の語学学校など、オーストラリア国内の教育機関では、成績などの一定条件のもと、すべての留学生に対し、平等に門戸を開いている。「海外学生に対する教育サービス法」など法整備もされており、生活全般を含め、留学生が滞在しやすい環境が整う。
英語教育の認定制度(National ELT Accreditation System)に則って、教育内容のすべてがプログラム化されている。この制度は、世界からの評価も高い。ニーズに合わせた対応を行っているが、語学のスキルアップから、ビジネスで通用させる第二語学として習得させるレベルまで、あらゆるレベルが用意されている。

遠隔地教育

広大な面積を持つオーストラリアでは、学校に通えない遠隔地に住んでいる学生もいる。そうした生徒を対象に、各州では州都に通信制学校を設けているほか、遠隔地教育センターを設置する州もある。
遠隔地に住む学生には、生徒が一定の場所に集まって教師と通信しながら授業を行う放送学校、インターネットなどを活用した通信教育などが行われている。

先住民の教育

オーストラリア政府は先住民アボリジニとトレス諸島民に対し、平等な教育サービスの提供を行うため、教育政策(AEP)を計画している。



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